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 からふね屋、ぬくもりある京の紙・印刷プロダクツ

2009年11月22日

09112215.jpg からふね屋(京都市左京区、堀尾 武史代表)は、平成21年11月より新たに、紙と印刷製品の販売とコミュニケーションの場として、事務所一階に「ギャラリー&ショップ唐船屋」をオープンした。近年デジタル化の結果、製品の均一化が進む印刷業界の中で、置き去りにされがちな職人の技や感性にこだわってセレクトした商品を販売するとともに、貸しギャラリー機能も併せ持ち、創り手と使い手の新たな出会いの場を創造していく。


 からふね屋の堀尾代表は「工場の隣に実家があった私は、思い返せば、幼い頃からガッチャン、ガッチャンという活版印刷機の音を聞きながら育ち、その音は途切れることなく会社に入ってからもずっと聞き続けてきました。その音が聞こえなくなってはや半年以上がたとうとしています。『失ってからはじめてその価値の大きさに気付く』何かにつけてよく耳にする言葉ですが、今改めてこの言葉を深く噛みしめているところです。デジタル全盛となった今、コンピュータに頼り切りになってしまい、ともすれば忘れがちになるモノづくりの原点を、今一度再確認することが必要なのでは…そんな想いから、大正10年(1921年)の創業以来京都で印刷に携わってきた株式会社からふね屋では、活版印刷をはじめこれまで培ってきた職人の技と感性から生まれる「アナログ」な印刷製品の伝統が途絶えようとする今、自社オリジナル製品に加え、方々から手の温もりが感じられる紙や印刷のプロダクツをセレクトし、『ギャラリー&ショップ唐船屋』をオープンいたしました。創り手の「想い」がじんわりと伝わってくる紙製品や印刷製品を、ぜひひとつずつ手に取ってお確かめください」と語っている。
 
■主な取り扱い商品(ブランド)
◎SIWA・紙和:平安時代から和紙の産地として知られる甲斐の国(山梨)市川大門の歴史とともに歩んできた「大直」さんが開発した新素材「ナオロン」。そのやぶれにくく、水にも強い特徴を生かし、山梨県出身のデザイナー深澤直人さんと共に作り上げた、バッグを初めとする雑貨やインテリア商品。
◎かみの工作所:東京・立川の印刷紙器会社、福永紙工さんが培ってきた、厚紙や段ボールなどの一枚の四角い紙を打ち抜いたり、穴をあけたり、折ったり、切ったり、糊付けしたり、印刷したりといった確かな技術と多くのデザイナーの斬新な創造性の融合から生まれたプロジェクト。既存の枠にとどまらない自由な発想で、紙製品の可能性を切り開いたり、折り畳んだりしている。
◎美篶堂:長野県伊那の工房で昔ながらの手造りの製本技術を活かし、オリジナル・ステーショナリーグッズを製作されている。旅先でのスケッチブックに最適な小ぶりで美しい上製本ノートをはじめ、カラフルなメモブロックなどにその技術が遺憾なく発揮されている。また谷川俊太郎さんの一編の詩が活版で印刷されたオリジナルノートも見逃せない。
◎LUFTKATZE:東京・荻窪で活版を伝えるプロジェクトとして、鉛活字を中心としたデザインでの提案、雑貨販売、教室、制作の受付などをしているグラフィックデザイナーでもある平川珠希さんが、活字での組版を中心に作成するステーショナリーグッズ。文字はすべて鉛活字を使い、自らが活字を組み、活版印刷ならではの手触りや風合いを活かした作品を提供されている。
◎家田紙工 ーa piece of natural paperー :300年の歴史を誇る美濃和紙による岐阜提灯の伝統を引き継ぐ若手和紙職人と現代のデザイナーのコラボレーションから生まれたユニークな手漉き和紙のプロダクツ。「a piece of natural paper」シリーズは一枚、一枚、心をこめて漉いた100%自然素材かつオーガニックで作られた美濃手漉き和紙であるからこそ、霧吹きなどで水を吹きかけるだけで簡単に凹凸の無い窓ガラスなどに貼ることができる。
◎唐船屋オリジナル:同社の活版印刷部門から生まれた最後の絵はがきシリーズを中心に、長年にわたり京都に根ざして培ってきた弊社の経験を生かした、京の風情を醸し出すオリジナルデザインの絵はがきや、団扇、京都らしいはんなりとした色合いが特徴のオリジナル和紙などを取り扱っている。また今後もオリジナル製品を開発していく予定。
 
■からふね屋について
 大正10年(1921年)京都市中京区先斗町三条下る(現在の先斗町歌舞練場北隣)に「唐船屋印刷所」として創業した。その後、昭和5年(1930年)に現在の地に営業所と工場を移転、さらに昭和29年(1954年)に株式会社からふね屋と改組し、今日に至っている。
 「からふね屋」という名前の由来は、当時画家として、また今でいうグラフィックデザイナーとしても人気の高かった竹久夢二が京都に在住していた時期、彼と親交のあった弊社初代社長堀尾幸太郎が、夢二の絵に描かれていた屋号から名前をいただいたと伝え聞く。事実、夢二の絵の中には行燈や看板に「唐船屋」あるいは「からふねや」と描かれたものが数点ある。
 創業時の木版印刷に始まり、活版印刷やシルクスクリーン印刷、さらにはオフセット印刷やそれに関連した様々な工程をとりまとめ、「印刷の悉皆屋」としてお客様に満足していただける美しい印刷を目指して営んできた。
 悉皆屋とは、古くから呉服業界にある職種で、簡単にいえば着物のプロデューサー兼コーディネーター。悉皆屋は、個人や問屋さんの注文を受けて織屋さんや染物屋さんなどを傘下に、すべての工程を請け負う。京都では着物産業がおおいに発達し、高度な 技術が特化され分業化した結果生まれた職種だ。
※からふね屋ギャラリー:京都市左京区東大路通仁王門下る東門前町505番地
※ギャラリー紹介★こちらから
※からふね屋ホームページ★こちらから
 

 

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