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トランスジェニック、新規膵臓がんマーカーで特許出願
2008年10月15日
トランスジェニック(熊本市、是石 匡宏社長)は、国立がんセンター(東京都中央区、廣橋 説雄総長)と共同で、新規膵臓がんマーカーに対する抗体ならびにその診断応用に関する特許を共同出願した。現在わが国のがんによる死亡者数は年間32万人を超えているい。なかでも膵臓がんは、肺・胃・大腸・肝臓に次ぎ、その死亡者数は約2万2千人と約7%を占めている。(出所:「がんの統計2007年版」財団法人がん研究振興財団)この膵臓がんの特徴は、早期において症状が乏しいことから早期発見が非常に困難であることや、進行が早く早期の段階から他の臓器への転移することが挙げられる。これらの点からも、膵臓がんを克服するためには治療ができる早期の段階での発見が重要であるとされている。膵臓がんの診断方法は近年、超音波検査やCT検査など画像検査が用いられるようになったものの、より簡便に確実に早期の膵臓がんを検出する診断方法の確立が望まれている。現在、簡便な診断方法としては、血液中の腫瘍マーカー(CA125、CA19-9、CEAなど)の測定が用いられているが、これらは偽陽性となることも多いことから、膵臓がん特異的な腫瘍マーカーを用いた診断検査法の確立が待ち望まれている。
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同社では、様々な疾病を対象として、抗体を用いた新たな診断方法の研究開発を進めている。こうした取り組みの一環として、膵臓がんの早期診断の実用化を目的として、2007年12月より国立がんセンターと共同研究を進めてきた。この共同研究において、同社は、国立がんセンター研究所 化学療法部 尾野雅哉室長、山田哲司部長らが発見した膵臓がんの診断に有望な新規腫瘍マーカーに対する抗体をGANPRマウス技術を用いて作製し、同マーカーの測定系の開発に成功した。同発明により、膵臓がん患者の血漿中に存在する本マーカーを簡便かつ正確に測定することが可能になる。
このたび、同共同研究について期待どおりの成果を得ることができ、今後の開発・実用化に向けて知的財産の確保を図るべきであると判断し、国立がんセンターと共同で特許出願することにした。引き続き国立がんセンターとの共同研究を継続し、膵臓がんの早期診断に有用な簡易測定システムの開発や診断薬メーカへのライセンスなど、実用化に向けた取り組みを進めていくとしている。





