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 マルチコアでμITRONとLinuxのマルチOS環境を実現

2008年05月13日

 ウェルビーン(横浜市港北区、橋本 竜也社長)は、周辺ペリフェラルを拡充したマルチコア・マルチOS開発環境のリファレンスボードおよび仮想マシンモニタ(WB-VRT)を開発し、μITRONとLinuxを同時動作する技術開発が終了したと発表した。同社は組み込み機器向けのミドルウェア・ドライバ開発およびRTOSポーティング・各種組み込み技術コンサルティングを手がけている。開発したリファレンスボードは、Virtex-5 SXTを実装したザイリンクスのML506をベースにGigabit Ether、UARTをそれぞれ4つずつ搭載
している。MicroBlaze ソフトプロセッサを複数実装することによりマルチコアを実現。従来のESLツールを中心とした開発環境にくらべて低コストで最終ターゲットに近い動作速度での機能検証、プロトタイプが可能となる。


 また、ボードハードウェアのみならず、ソフトコアプロセッサであるMicroBlazeのスケーラブル性を最大限に生かしたマルチOS実行環境を容易化するWB-VRTソフトウェアモジュールも開発し、μITRONとLinuxを同時に実行するハイブリッド環境を実現した。μITRON上のTCP/IP スタックは、データテクノロジー社の「Cente」ミドルウェアパッケージを使用している。また、現在動作しているのは、μITRONとLinuxのみですが、他のリアルタイムOSとの組み合わせも可能としている。
 ウェルビーンの橋本社長は「今回ザイリンクスのシリコンプラットフォームを利用することにより短期にプロジェクト目標を達成することができた。今後弊社が得意とするFA市場のみならずマルチコアの要求が高まっている車載や民生市場においてもザイリンクスデバイス+MicroBlaze+WB-VRTのもつ柔軟性が有効になってくるだろう」と語っている。
 5月14日から東京ビッグサイトで開催される「第11回組み込みシステム開発技術展(ESEC)」のウェルビーン社のブースで同リファレンスボード上でDual構成のMicroBlaze で複数OS(Linux、μITRON)の動作デモ展示を行う。
 今後、ウェルビーン社は各種アプリケーション向けリファレンスデザインやマルチコアシステム向けIPコア、また教育プログラムなどをアライアンスパートナーのアドバンスド・テクノロジー・リサーチ・ジャパン社と共同で開発・サポートしていく予定としている。
 

 

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